Thursday, September 04, 2008

不安な学会

昨日会った人の名刺を整理したりメールに返事をしたりしているうちに、午前中はあっという間に終わった。
そろそろ職場に行かなければならない。

今朝は、所属する学会のボスが、間近に迫った大会の準備ができたのかと、怒り混じりのメールがMLで来て緊張した。
直接の担当が弁護士で、その手下が実働部隊なのだが、この期に及んでまだ出来ていないとはあきれるばかりである。
何のために1年も前から準備を始めているのか、わかっていない。

研究者と実務家の違いと言ってしまえばそれまでだが、シンポジウムの目的は研究成果をシンポジスト間でぶつけ合い、そこから生まれるソゴや対立をさらなる調査分析によって先鋭化し、ある時は止揚し、ある時は止揚出来ないポイントを明らかにすることであり、その成果を開陳して始めて限られた時間内での実りある議論が可能となる。

準備不足で、ただ知ってることを述べ合うだけのパネルは、特にタイムリーな話題だけ扱うとかニュース解説的なテーマならともかく、学会の研究としては物足りない。
その辺がまるでわかってない人が研究者になったつもりで何かしようと思っても、そこが透けて見えるのである。
またそういうのに任せる方も任せる方で、面白ければよいとか話題になればいいといった発想で学会を運営するのは勘弁してほしいものだ。

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