Tuesday, January 27, 2009

ゼミ終了

根気の授業は後、研究大学院のゼミだけとなった。

最後のゼミは積み残しを片付け、飲み会となる。その席で学生が噂していたのだが、同僚の一人が授業評価に悪口をかかれたのに腹を立て、悪口を書いた学生を特定して不合格にしたというのだ。
しかし学生の授業評価が帰ってくるのはずっと後なはずだというと、事務に見せてもらったらしいと、これまた噂になっているとのこと。

復讐されたと思いこむほどひどいことを書いたのかと聞くと、そこはにやにやして知らないというのだが、先日私のところに戻ってきたアンケートを見ても、一部には相当な罵詈雑言を書くものがいることは否定できまい。
匿名掲示板で憂さを晴らすのと同じのりで書く奴がいるが、そういうのが何人か混じっているだけで、アンケートの全体がまともに扱われなくなる。

学生アンケートは授業改善のためにやっているのだが、これでは逆効果だ。教員は授業を改善するどころかモチベーションが下がり、逃避や迎合に走ったり、おざなりや過剰防衛的に振る舞ったりする。無益であり、相互の不信をあおり、有害でもある。

下水を有効活用するには、汚水を濾過して糞尿のたぐいを除去しつつ、建設的な批判にはきちんと答える仕組みが必要である。

その、モデレータ役は汚物を浴びることになるが、誰にやってもらうのかが問題だ。

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