Thursday, September 03, 2009

満員電車

夏休みが終わるのは、新学期開始だとすると9月末なのだが、それは学生さんの話。
先生は8月中も9月中もそれなりに仕事がある。特に入試の種類が増えた昨今は、夏休みが無いようなものである。司法試験考査をやっている同僚はもっと悲惨のようだが、それは別格だ。

同僚ではないが、まだ司法試験の採点が終わっていないと叫んでいたのに大仕事を押しつけられていた人がいたが、彼はどうしただろう?

そういうのと比べると、私のはもっと平和な用事だが、いずれにしてもすっかり秋めいた中を満員電車に乗る羽目となった。

今日は来年度の準備作業の始まりの日であり、今年から管理職となっている私としては、またまた新しい作業ゾーンへ突入だ。

それとともに、今年から始まった新しい制度の手直しが必要だったり、学生が用件を書かずに会いたいとメールしてきたので何だろうかと不安に思いながら会うのが今日だったり、結構落ち着かない。

大体学生が「お話があります」というときは、退学か休学の申し出だったり、ろくなことがないのだが、中には大学院に入りたいという申し出も年に何回かはあって、これはこれで難題の場合が多い。
「そうか、そうか、是非いらっしゃい」と返事したくなる学生さんから大学院志望を伝えられることは滅多になく、たいていはやめた方がよいと本人のためにもいうべきケースだ。

例外的に優秀な学生さんでも何がやりたいかはっきりしている場合はほとんどなく、専攻の選択すら怪しい場合がある。
来てくれるのは嬉しいが、入り口を間違えると後々困ったことになる。
それに最近の学部教育は語学をしっかりやらないから、3年くらいから院を視野に入れて2外を自分で積極的にやってないと、入ってからがつらい。必要があれば何語であれ克服できないことはないが、そういうものだと思わないと苦手意識が先に立って何時までもやらないしできないし、論文も必要な情報を読まないで書くことになり、ダメ論文の烙印を押される。

というわけで、学生さんの「会いたい」メールは、用件を書いてくれると有り難い。

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