Tuesday, October 14, 2008

研究費申請の季節

毎年この季節は研究費の申請業務が降ってくる。
降ってくるといっても、好き好んでやっているわけだが、法学関係のはした金でも研究費がなければできないことが多い。調査系の研究はもちろんだが、研究会で人を呼ぶのも成果を発表するのも先立つものがいる。

出張して研究に必要な資料を集めたり、人と会ったり、直接の成果にならずとも重要な研究活動なのである。
そういうわけで、この季節は多忙にさらに負荷をかける羽目になる。

大体の定番は、ご存じ科研費、学術振興会と文科省の補助金である。
その他には、COEに狂奔する人々もいるが、私には関係がない。

この科研費について、採択されるかどうかはコネだとか、不透明だとか決めつけて申請すらしない人がいる。しかし申請しもしなければ採択されないのは当たり前なのである。また申請するに当たっては、それなりにきちんとした研究計画・研究成果の見込みがなければならず、宗でなければ申請書の欄が埋まらないというものだが、申請しなければそうした研究をまとめ上げる必要も機会もない。自然と、研究からは遠ざかることになる。
申請書を書いてもそれで終わりではなく、現実に採択されればそれを遂行しなければならない。
最後は報告書を書かねばならず、成果は公表しなければならない。

こうして見ると、結構大変であり、面倒だからやらないという人がいても不思議はない。

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