空しいお仕事
学部長から降ってきた仕事が、最終的に失敗に終わった。
ある学内プロジェクトをくめということで、学部長が先導してチームを作り、その一番の雑用係にされたのだが、やり方によっては面白いことになりそうで、それなりに検討を加えた案を出した。
しかし、学部長は自分の構想をやりたかっただけなので、私の案は没。ただ単に書類を書いて出す係が期待されていたことが判明。
そういうことなら自分の秘書にでもやらせればよいのに。名前を貸せというなら喜んで貸すのに。
結局、今朝受け取った通知によれば、申請は採択されなかったようで、予算のないプロジェクトはあえなく空中分解。
今頃、学部長の方でもリーダーに選んだ奴がタコだったからと、誰かに愚痴をこぼしているんだろうなぁ。
なんか週の初めから景気の悪い話になってしまったが、今週もまた淡々と業務をこなす傍ら、週末に講演会が控えている。レジュメは出したがパワポはまだという、いつもの状態。
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夕方から学外での会議があり、今、解放されてスタバで休憩中である。
世の中の法科大学院に対する見方は、ロー内部から見るよりずっと厳しい。
しかし、法科大学院の整理統合というのは、奇妙に利害が一致するというか、法科大学院の教育レベルが低いという観点からも、司法試験の合格率が低すぎるという観点からも、さらには法科大学院制度自体に対する反対の立場からも、みんなから支持されているようだ。
統廃合でなくなってしまう法科大学院の先生や経営者とロースクール受験生は困るかもしれないが。
しかしながら、単純に整理統合して定員を減らしたとしても、ロースクールの教育水準が高くなったり卒業生の能力が高くなるという保障はない。そのためには、ソフト面での改善が必要なことはいうまでもないはずである。
それなのに、そういう方向での圧力はかからないのが、議論の本音をうかがわせている。
Labels: 大学行政, 法科大学院教育、司法試験
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