ハラスメント委員会(2)
S先生と女子学生との話の続きだが、何回もインタビューをするうちに、女子学生は以前からS先生と親しくしていて、ちょっとどうかと思うやりとりもあったと言い出した。
しかしそれならメールぐらいありそうなものだがというと、自分では全部ケータイで済ませているので、メールは残っていないという。
それでは先生の側はどうかと聞いてみると、当の女子学生と何回かメールのやりとりはしたと認めた。そしてそのログをすべて提出してもよいというので、プリントアウトしてもらった。
なんの変哲もない、事務的な連絡や、授業の質問、面会の予約ばかりであり、「ちょっとどうかと思うやりとり」はどこにもない。
これで全部かと聞いても、全部だという。
「念のため、お使いのコンピュータのデータを見させてもらってもいいですか?」
「はいどうぞ。」
S先生、デスクトップをお使いなので、一応丸ごとのディスクコピーをとらせてもらい、メールのログには特に不審なものがないことを確認した同時に、大体自動で消去するらしく、消去されていない部分は不自然な消去もなさそうだった。
そんな感じでどうやらS先生の嫌疑を立証することはできなさそうだ。
Labels: 大学行政
0 Comments:
Post a Comment
<< Home