Sunday, June 28, 2009

雨の日曜日

午後から雨が降り出し、研究室から出るのが面倒になってきた。
明日の授業の準備をしないとならないので不都合はないが、ここんとこ梅雨を忘れるような気候だったので、傘がない。
研究室にいると、日曜日とあって来客も学生質問もなく、仕事ははかどる。コラムを2つ、研究会関係のメールをたくさん、片づけて、明日の授業の準備をするというスケジュールは順調に終わりそうである。

久しぶりに自分の論文の続きが書けるかな?

Tuesday, June 16, 2009

ゼミ

学部生のゼミが昨日あったが、レポーターが準備不足で困ったものである。
一部はどういう準備をしたらよいか分からないからと言うのがあったが、この問題についてはこの文献のこの部分を、この問題についてはこの判例を、調べてまとめてこいと指示し、やらせてみたら、調べたことを棒読みするだけの授業になった。
次回のレポーターを部屋に呼び、今日の報告はどうだったかと聞くと、あまり率直には答えてくれなかったが、聞いていてつまらないという感じは伝わってきたので、是非、聞いている人が面白いと感じるような報告をしろと命じておいた。

学生たちはどうも法律はつまらないものと思いこんでいるらしく、つまらないことに不満は感じていないようなのだが、つまらないものはつまらない。

法律問題を興味深いと思わせるのはどうしたらよいか、自分でもまだ答えはないのだが、とりあえず学生たち自身が面白いと思う内容方法を拝見しよう。

Thursday, June 11, 2009

梅雨の通勤

天候がよいと、通勤時も歩く区間が増えるが、梅雨時はそれもままならない。

また公共交通は乗り始めると習慣化するので、この時期は割合に地下鉄をよく利用する。

今日は会議日だが、ローも含む学生さんの不行跡が議題に予定されていると時間がかかるので困る。

それも過失のたぐいならまだかわいいと思えるのだが、カンニングとかだと全く救いようがないのである。
本来なら、カンニングは一律退学処分でよいと思うし、ロースクールの場合は特にそうすべきだ。

ただそうなると、カンニングかどうかの事実認定が決定的な意味を持ってしまい、かなり微妙なケースのあてはめが困難となる。

たとえばカンニングペーパーとして使える紙が卓上から発見されたとして、本人が自分のではないといったらどうするのか?

限りなき黒だが、一発退学は躊躇われる。

Tuesday, June 09, 2009

中間テスト

学内業務が過重で、ブログ編集画面を開くいとまがない。
これまでそういうのは3日坊主の言い訳に過ぎない、ブログなんて3分で書けるだろうと思っていたが、一度足が遠のくと、その3分をやろうとするのが億劫だ。

というわけで、中間テストがあるので少し空いた時間ができたため復帰した。

ロースクールの学生さんたちも、択一合格発表を見て、また新たな気持ちで勉強に取り組んでいるようだ。実際択一の配点比率が下がったとは言っても、足きりにかかるようなら話にならないので、論文が大事と分かっていても択一に目を奪われるのも無理はない。ちょうど、実務家になったときの能力こそが大事だと言っても、その前の司法試験に合格できなければ話にならないので、司法試験突破に目を奪われるのと同じだ。

それはともかく、点の選抜から線の選抜と言うことでロースクールの授業ではきめ細かい指導と評価をすることになっており、わずか2単位の授業でも中間テストをするのが普通だ。本当は、毎回のように何らかの起案をすればよいのだが、そういうわけにも行かない。

中間テストは、毎度のことながら、各科目とも同じ時期にやるので、学生たちは不満たらたらだ。曰く、科目が重なっているから勉強が出来ないと。日常的に勉強を積み重ねていけばクリアできる程度の内容なのだが、試験と聞くとそれ対策に時間をかけたいというのが身に染みついた習性だ。
だからといって実施時期をずらすと、今日は何々の中間テスト、来週は何々の中間テスト、その都度他の科目の課題が出来ないことの言い訳になってしまうので、邪魔なこと甚だしい。

こんなシーンを見ても、教員が手をかけて教育しようとしても学生が付いてこれないという姿が浮かび上がるのである。

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