Thursday, December 25, 2008

クリスマスも仕事

クリスマスも仕事ですが、何か? という状況は決して例外的ではない。
少なくとも昨晩9時くらいに仕事を終えて帰宅する途中には、同様の境遇の老若男女が、さほどつらそうでなく歩いていた。

昨日は、クリスマスイブという名の平日だが、一つ連載を片付けて長期の仕事の一部を行い、少し気が楽になる。今日はその続きをしたいが、新しい企画も準備しつつあるところだし、債務が積み重なる方が弁済より多い赤字の状態は変わらない。

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Wednesday, December 24, 2008

本屋に振り込みやらなにやら

今朝から銀行と郵便局で本屋に振り込み。
本屋ごとに振込用紙が違い、同じ銀行の当座預金口座に振り込むのでも手数料がかかったりかからなかったりする。さんざん待たされたあげく、これは手数料がかかるから郵便局にいけとか言われると、その親切さに正直うんざり。
郵便局も年末は大混雑しているのである。

Tuesday, December 23, 2008

インパクトが大事

とあるテレビ番組のボイストレーナー役の森久美子が語っていたことだが、聴衆を引きつけるには声にインパクトがないとダメで、しかも地声で普通にしゃべっていながらよく聞こえる必要があるということだ。
最初が肝心というのも、講演などではよく聞く話だが、最初にまず聴衆を引きつける「つかみ」がいるということだけでなく、声のトーンも重要であろう。想像すれば当たり前のことだが、なかなか気が回ることではない。

昨日は会議と年内最後の授業で過ぎていき、今日から年末進行である。といっても授業がないだけで、学内外の会議はあるし、たまっている論文も少しでも片付けないと、正しく年が越せない。ということで、今日の天皇誕生日は仕事一色。

Saturday, December 20, 2008

来年度シラバス出来上がり

昨日は、指導する院生の研究会報告やら、中国四国の国立ロースクールが連合するらしいとの衝撃的ニュースやらに揺れながら、来年度のシラバスを書いた。
非常勤の授業が4単位あるが、それを除けば10単位+修士博士併せて6単位と、少ないようで結構多い。

前期後期とも、週5コマ授業を受け持つ勘定だ。

しかも、ここ2年ばかり担当していた科目を、同じ分野の同僚と交換するので、シラバスだけでなく教材も昔使っていたものを新しくする必要がある。
この冬は少し余計に時間をつぎ込まなければならないだろう。

昨日はロースクール生相手のゼミが終わった。これもまた疲れたが、終わりの解放感は、スキーを終わってスキー靴を脱ぐときに似ている。

Wednesday, December 17, 2008

年内の授業が終わる週

最近そればっかりを楽しみにしているからか、何度も書いた気がする。
しかし学会やらシンポジウムやらで休講があったので、今週はイレギュラーな授業が多い。

昨晩会った先生が、今週忘年会ピークだと言っていたが、私にとっては先週末から昨日までがピークであった。
今日からは補講の日々で、飲みに行く暇はない。

今日は大学院生との授業が3コマ入っている。なかなか進まない外書購読だが、注に引用された文献や判例を必要に応じて見ていくので、時間がかかるのはやむを得ない。それくらい先にやってこいと言いたくもなるが、言語の壁もあってなかなか難しいらしい。
でも論文を書くには必要なプロセスだし、それをきちんとやることで研究者に必要な調査分析能力が身に付くというものである。

午後の補講はまだ修士で、こんな大変なことを本当にする必要があるのかなどと、甘いことをいう。
研究者として認めてもらえる論文を書くには、その分野で同じテーマの先行業績は当然すべてを読み、咀嚼し、必要に応じて外国の関連文献を調査分析して、自分の問題意識と関係する考察を行っているものを発見し、直接ではないが関連したり比較対照したりできるテーマをみつけたりする。そのようなプロセスを経て、説得力ある考察も生まれようというものである。その程度の努力は研究者になる最低条件であり、そうした過程が楽しくないと、研究者になってもいいことはないと思う。
下手に地位を得てしまうと、業績をあげられないままいい加減なことを思いつきでしゃべる人物などと評判が立って、軽蔑対象になってしまうのだ。
まあ大体はそれ以前に論文が書けないでつぶれていくのだが。

Monday, December 15, 2008

公開研究会終わる

クリスマス企画のような公開研究会が終わった。
夜は忘年会。

先週末は学会の忘年会だったし、明日も別の会の忘年会が予定されており、平日なのにこんなに飲み歩いていて良いのかと。

しかしまあ、普段は仙人のような生活だけに、こういうときは華やかでも罰は当たらないと信じたい。

いや学生でこういうところだけ見ていると、華やかなのがデフォルトだと誤解する奴が出てくるが、このブログで悲しい真実が明らかとなるのだ。

Sunday, December 14, 2008

カフェで仕事&研究室で仕事

日曜日だというのに、スタバにはたくさんの学生さんが出てきている。
隣のテープルでは、家庭教師をやっている。高校数学のプリントを一杯に拡げて、これはああやる、これはどうやる、分かりません、それは多分・・・とずっと指導していた。自宅ではできないのか?

向かいのテープルでは、高校生グループ、それも可愛らしい男女二人づつ。コーヒーが飲めるとか凄いとか話していて、最後は10円玉おはじきをしていた。うーむ、なんて可愛いんだ。

少し離れたところでは外人さんが一人新聞を読み、くつろいでいる。ただしデーリー読売というのが玉に瑕。

いい加減に切り上げて、研究室に戻ったところ。午後、もう一つ出かける用事があるが、寄り道しないでまっすぐ研究室に戻ってこよう。明日の公開研究会の準備がまだ完了していないのだ。

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Friday, December 12, 2008

研究会と学外の会議も年が押し詰まってきたが…

午前中に学外研究会の年内最終回。
夜はやはり学外の会議があり、合間は研究室で仕事を片づける予定。
つまらない雑用だがやらないわけにはいかないという意味では大事な仕事がたくさんあり、秘書がいたらどんなによいかと思う。

最近ボケが入っているのか、昨日の出来事がうまく思い出せないが、昨日も午前中会議で、夜に研究室に来客があったのだった。
ああ、それでその合間は来年度シラバスを考え始めてまとまらず、時間ばっかりかかったのだった。思い出すべきことがそもそもなかったというのが正解であった。

今日の午後はこれも片づけたいものだが、夜の会議の準備もしないとならない。

このままでは、夏前からの課題が冬休みの課題になってしまう。

Wednesday, December 10, 2008

年内のゼミ終了、さて来年度は?

来週はクリスマス企画のようなシンポが平日に予定されているので、昨日のゼミは今週で一足先に年内の予定を終えた。

この時期になると、来年のシラバスを出せと言ってくるので、来年の授業計画を考える。昔の先生は10年1日というのかどうか、とにかく一つの講義ノートを読んで暮らしたらしいが、私の学生時代の先生もそんな感じではなかったので、私も講義ノートを作って読み上げる式の授業はしたことがない。

特にゼミは、毎年方針が変わる。
法学部のゼミのやり方は、典型的なのが演習問題を学生に割り当てて、関係する学説判例を調べて発表させると言うものだ。

そのほかには、論文を読んで内容を発表させるタイプもよくある。深くやろうとすれば、課題論文が引用している判例文献を網羅的に調べあげて、著者の言いたいことをきちんと把握したりするのだが、こうしたやり方に付いていける学生は少ない。

法学部らしいのは、模擬裁判企画である。一年間のゼミなら3事件くらいを見つくろって、対立する当事者グループと裁判所チームとに分かれ、それぞれの固有の事実関係と共通事実関係とを用意する。学生たちは、その事実関係を前提にして、必要な実体法と手続法を調べてくる。教師は、あるときは部総括、またあるときはボス弁として、学生たちに調査と書類作成、口頭発表の準備を指示する

難点は、証人や本人役などの事情を知っているものが学生の中にいないので、TAが必要なことだ。
ほかに実態調査型もある。知り合いの先生はゴミ処理施設とか原発とかを見学に行かせて、レポートさせたり、著名事件の現場に連れて行ってその事件をレポートさせたりする。裁判所の施設見学を繰り返す先生もいる。

ややはずれたところでは、映画やドラマでみる裁判とか法学とか、マンガや小説にみる法律問題とか、そんなやり方も考えられるが、あまり聞かない。どこかでそういうのは学生に媚びている感じがあるし、まじめにやろうと思えば準備に膨大な時間がかかるし、ゼミの時間も映像を視聴するだけでも足りない。
シラバスをすぐ作れと言われているこの時期に思い付いても、無理なのである。

Tuesday, December 09, 2008

学会も終わり、年も大詰め

週末は、あの困ったちゃん学会で土日が過ぎていった。しわ寄せがきた週明けも、ネットを泳ぐ暇がなく、世間の動きから3日くらい遮断されていた気分だ。

その学会、心配していた実務家主体のセッションは結構好評であった。むしろ酷かったのは学者主体のはずのセッション。
パネルのうち二人はまあそれなりで、学問的といって差し支えない水準だった。
ところが残る一人は、じーっと聞いていてようやく何が言いたいか分かるという代物で、その分かったことというのも要するに不満があるのだなというに尽きる。年寄りが酔って繰り返す世間への不満みたいなのを学会でやるとは!
またコーディネーターも発表を一部やっていたが、これがまたひどかった。何年も前の知識を繰り返すだけで、聞くだけ無駄の時間だった。このコーディネーターにしてあの発表者だとつくづく感じ入り、このセッションに来たのを後悔した。

Thursday, December 04, 2008

地方に日帰り出張

今日は大学の用事で地方に出張だった。

移動に片道3時間、現地滞在4時間、ただし仕事をしたのは1時間半であり、他は待ち時間だ。
なんて不効率なと思うが、ノートパソコンが役に立ち、連載を仕上げることができたし、もう少し重要な仕事も済ませることができた。
待っている間はボーっとしているわけだから、調子がよければ論文だって進めることができただろう。

昔、外国に視察にでたときに、ノートパソコンが壊れて、手書きで争点シリーズの原稿を仕上げたことを思い出す。観光もしっかりつき合い、移動中はとにかくノートに書いていたから、同行者には失礼だったかもしれない。

不祥事その2

大学の先生の不祥事についてだが、世間によくある不祥事のパターンに個人情報漏洩というのがある。しかしなぜか大学の先生が学生の個人情報を漏らしたという話はあまり聞かない。

試験問題は学生に漏らす人がいたのに個人情報の管理だけきちんとしているというのも、おかしな話だ。
まあ試験問題漏洩は故意だが個人情報をわざと漏らす人はいないかもしれない。

学生の個人情報は結構センシティブなものも含め、教授は握っているので、常々危ないと思っている。

それでも漏洩事故が少ないのはなぜだろうか?

理由1
個人情報を紛失しても知らん顔をしている。
そもそもその重要性とか報告義務とかを知らないのかもしれない。

理由2
あまり持ち歩かず、せいぜい自宅と大学の往復くらいなので、なくす機会がない。
そうでない人は増えているが、まだまだ少数派だろう。

まだあるかもしれないが、とにかく次第に当てはまらなくなってきた理由なので、これからはその種のスキャンダルが大学でも流行るかもしれない。

Wednesday, December 03, 2008

不祥事

最近は大学の先生も不祥事で名をあげる人が目立ってきた。
下半身スキャンダルでは、何度も捕まっては政治的謀略だというミラーマンが有名だが、行く先々でセクハラ事件を起こしてしまう元裁判官というのも、懲りない点では負けていない。
京大の矢野事件のようにショボいハーレムを作ってしまう者もいれば、ゼミ生にちょっかいを出してしまう者もいる。

元同僚でも教え子と卒業後すぐ結婚式を挙げたものがいる。これなどは妄想を逞しくすれば、幾通りものストーリーが思い浮かぶ。

先生と学生となると権力関係が絡むが、院生や助手・助教の間の恋愛も、若いだけにトラブルメーカーだ。破談や離婚の噂は絶えないが、その後の学者人生にそう大きな差し障りがなければ、大した問題ではないのだ。

先生と教え子の結婚にせよ、院生同士の結婚にせようまく行くなら大変幸せな人生となるのであり、その前段階の恋愛沙汰を一概に害悪視すべきではない。大学管理者としては冷や冷やもので、恋愛届け出制とかを思いつくバカが現れるのも気持ちは分かるが、バカは頭の中だけにしておこう。

下半身スキャンダルに比べ、銭金の問題は一見明瞭で、悪いものは悪い。しかしこれも内部の常識が一般社会の常識とずれていて、悪いとは思っていなかったということがある。

例えば科研費の不正受給だ。学生に勤務したことにして書類だけ作らせ、その謝金を別のことに使うという手口や、空出張などはかつては当たり前のテクニックであった。
これらは使い道がどうあれ、詐欺の構成要件を満たす。

また業者に架空発注して資金をプールしておいてもらうというのも、複数年度の研究費を獲得するようになると、かなり普通に行われていた。
世間で同じようなことが行われていて、それがばれると、癒着だと真っ先に糾弾しそうな人もやっていた。
すべては単年度予算の無駄のせいで、年度末に不要な予算執行をするよりはましだと心から思っているわけで、今でも酒の席ではそう言う人がいる。
それも一理あるので、昨年あたりから翌年度に繰り越す制度ができ、これで正当化事由はなくなったといえる。

Tuesday, December 02, 2008

師走

文字通り先生が走る季節である。
今週末には土日二日かけて学会があり、ゼミ生も動員しなければならない。

それが済むと、某団体のシンポジウムに発表するチームの責任者となる。

それが済むと、指導している院生が研究会で発表する。自分でやった方が早いのは明らかだが、意味ない妄想だった。

そうこうしているうちに年が押し詰まるが、1月の仕事の準備をしなければならない。